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ハンドプレス使用例

ペンキャップにクリップを圧入したもの。
ボールペンに使用します。

ハンドプレスは人手による圧入などの生産には欠かせない道具です。真っ直ぐに圧入したり、一定量だけカシメたりと、人が苦手としている事を手助けしてくれるのがハンドプレスです。弊社でも文房具の生産にハンドプレスをよく使用します。しかし、一般的なお店で売っているものではないので、使用したことが無い方には馴染みの薄いものです。私達も、お客様に「これはどうやって使うものなの?」と聞かれる事もあります。そこで、ペンキャップにクリップを圧入することを例に、使用方法をご紹介いたします。

1.治具の用意

圧入するためには、部品を保持する治具が必要です。今回の例では、
@ペンキャップをセットする治具
Aクリップをセットする治具
がそれぞれ必要になります。ペンキャップをテーブル上に置き、クリップを上下シャフト(スピンドル)に取り付けて圧入する設計を行いました。


※治具はお客様でご用意下さるようお願いします。弊社では、製作サービスは行っておりません。


◆便利なガイド穴

ハンドプレスPP110シリーズの特長の1つに上下シャフトとテーブル上のガイド穴の位置ズレが±0.08mm以下という高精度があります。ぺんてる独自のキー構造によりヘッドを上下させても位置ズレが起こりません。

この特長を使用して、テーブル上のガイド穴を使用すると、タップ穴を使用することに比べて容易く治具が製作できます。テーブルの前についているノブ付きネジは、ガイド穴差し込んだ治具を固定するためのものです。

◆治具の取り付けと高さ調整

製作した治具を、テーブルと上下シャフト(スピンドル)に取り付けます。その後、ヘッドの高さ調整やストローク調整を行います。
PP110シリーズハンドプレスでは、高さ調整や上下シャフト(スピンドル)への治具取り付け等では、六角レンチが必要です。予めご用意をお願いいたします。

2.生産例

ペンキャップにクリップを実際に圧入する様子を紹介します。

1)治具にペンキャップをセット

テーブル上の治具に、ペンキャップ(黒いもの)を挿入します。今回の部品は、向きがあるので向きもここであわせます。

2)シャフト治具にクリップをセット

上下シャフトにクリップをセットします。今回の部品のセットは、溝にクリップを入れるだけです。従って、写真のように、手で押さえることが必要です。

3)シャフト治具にクリップを圧入

クリップを手で押さえながら、右手でハンドルを倒してシャフトを下降させます。シャフトが下降端まで行くと、圧入完了です。ハンドプレスを使うことで、真っ直ぐに少ない力で圧入を行うことができます。

4)圧入後

圧入後、ハンドルを上げるとクリップと一緒にペンキャップが一緒に上がってきました。これを手で取り、良品箱に入れるのが工程の1サイクルとなります。
このサイクルを繰り返すことで、生産していくのが一般的なハンドプレス使用方法となります。